こんにちは!スタッフのShokiです。
僕がドイツ滞在で気づいたドイツ語の魅力を発信しています。
よろしくお願いします。^^
今回のテーマは「単語の成り立ち」です。日本語でいうと「休日」=「休みの」「日」みたいな感じです。例えば“Wörterbuch”(辞書)は“Wörter”(言葉)+“Buch”(本)です。文字通り「言葉の本」ですよね。英語の”dictionary”よりずっとシンプルだと思いませんか?
ということで今回はシンプルな成り立ちのドイツ語名詞を調べたのでシェアしたいと思います。どれも日常で使うものばかりですよ。
1. Kindergarten
“Kinder”と“Garten”の2つの単語からできています。“Kinder”は”Kind”「子供」の複数形、“Garten”は「庭」ですね。「子供の庭」とはどんな場所でしょうか?「幼稚園」が正解です。こちらは英語でも使われています。
“Kindergarten”「幼稚園」
実は英語の”kindergarten”も”garDen”ではなく”garTen”表記をするそうです。ドイツ語からそのまま借用しているんですね!
2. Bahnhof
“Bahn”と“Hof”から成り立っています。“Bahn”は「(鉄)道」“Hof”は「庭」です。「(鉄)道の庭」で「駅」という意味になります。ちなみに上の”Garten”と違って”Hof”は「壁や塀に囲まれた庭」だそうです。そう考えると、確かに駅は”Bahngarten”より”Bahnhof”のほうがふさわしいですね。
“Bahnhof”「駅」
3. Mittwoch
これは知っている人も多いのではないでしょうか?「水曜日」という意味なのですが、実は“Mitt”と“Woch”にわかれます。“Mitt”は“Mitte”「真ん中」のことで“Woch”は“Woche”「週」のことです。つまり“Mittwoch”は「週の真ん中」という意味だったんです。中世ドイツ語(1350年頃まで)ではそのまま”Mittewoche“と言われていたようです。
“Mittwoch”「水曜日」
“Monntag”や”Sonntag”のように他の曜日が”Tag”で終わるのに、なぜ水曜日だけ”-woch”なんだろうと不思議に思っていた人も多いでしょう。
4. Hauptstadt
最後は“Hauptstadt”です。“Haupt”と“Stadt”にわかれます。“haupt”は「主な、メインの」という意味の形容詞で“Stadt”は「都市」ですね。「主要な都市」ということで「首都」という意味になるのですが、他にもドイツの16州の「州都」という意味もあるそうです。例えばブランデンブルク州の“Hauptstadt”はポツダムですね。ちなみに”Großstadt”という単語の意味は「大都市」です。
“Hauptstadt”「首都、州都」
それでは最後にクイズをやってみましょう。次の3つの単語はすべて動物を表しているのですが、何という意味でしょうか?少しずつヒントを出すので考えてみてください。
Faultier?
“faul”は「怠けた」という意味の形容詞ですね。“Tier”は「動物」です。「怠けた動物」といえばあの動物しかいませんよね。
Nacktschnecke?
“nackt”と“Schnecke”にわかれます。“nackt”は「裸の」という意味の形容詞、“Schnecke”は「カタツムリ」です。ちなみにドイツ語で“Schneckentempo”というとカタツムリのようにスピードが遅いことを表します。さて「裸のカタツムリ」とはどんな動物でしょうか?
Schildkröte?
“Schild”と“Kröte”にわかれます。“Schild”は「盾」(シールドのことですね)、”“Kröte”は「ヒキガエル」という意味です。盾を持ったヒキガエル、、、さて何でしょうか?
最後に今日出てきた単語を使った便利な表現を紹介しておきますね。
ドイツ語 | 日本語 |
---|---|
in den Kindergarten gehen | 幼稚園に通う |
Wie komme ich zum Bahnhof? | どうやって駅へ行けばいいですか? |
am Mittwoch | 水曜日に |
die Hauptstadt (von Deutschland) | (ドイツの)首都 |