鉄道の日独比較

    生徒さん

    みなさん、かつてDZGOでドイツ語を勉強し、ドイツでICEの運転士を目指して現在ミュンヘン在住の中島庸介です。「鉄道」をテーマに、日本人の視点から面白いと思ったことを運転士という仕事を通じて、私、中島がお届けします。

    今回は、主に日本での感覚と異なるシリーズです。

    1:勤務状況について
    ある日、私はS-Bahn München(鉄道会社)で
    運転士のPraktikum(実習)をする為にOst Bahnhof(駅)にいました。

    【馴染みのない普段着での業務(制服ないの !?】
    こんな事を気にするどころか、もはやコーヒーを片手にホームに現れたドイツ人運転士。
    「そうか。ドイツでは、コーヒーを飲みながら運転できるんや。」

    【運転士が必ず持っている紙の時刻表の受け取り場所は…】
    運転席に乗り込むと、運転士がドアを閉めて、いきなりPetershausenに向け発車。
    「ちょと待って、どうやって発車時刻や到着時刻を確認するつもりや !?」
    そんな時に、カバンから出てきたのはタブレット!
    「おー!せやけど、発車後に確認するかぁい!
    (因みに信号は青だったので問題ありません。)」

    【出勤の報告方法は…(誰にどのように連絡するの !?) ]
    あっさり、「指令所で電車が動けば出勤したというサインだ。」とのこと。
    確かにぃぃぃぃ!

    2:普通電車がハイスペック !?
    Ost Bahnhof からすぐにトンネルに入ると、なんと信号が消えてる事態が発生 !?
    「そんなことある!?」と思い、その運転士に質問すると、
    「列車本数の多い一部の区間でLZB(速度計に表示される速度まで走れる安全装置)に
    切り替えて運転している」とのこと。これは、日本の新幹線とほぼ同じ仕組みで、
    「おーーー!すごいやんドイツのS-Bahn」と、思った瞬間でした。

    3: 甲子園に通じるホームの共通点
    続いて、Marienplatzという駅では、今まで片側にしか無かったホームが両側に!
    これは、ドイツ語ではZwillingsbahnsteigと言われる、スペイン発祥の考え方で、
    なんと、乗車用と降車用でホームが分けられており、多くのお客さんの乗降を
    スムーズにする仕組みだそうで。
    「おー!関西で言うとこの、阪神の試合ある時の甲子園駅と同じや!
    ドイツも、スペインも甲子園も全部体験できるミュンヘンは素晴らしい!」
    と、思った瞬間でした。

    4:普通電車が新幹線と同じ線路を走る !?
    再び電車が地上に出ると、ICE(ドイツ版新幹線)と並走。
    ドイツでは、様々な種類の電車が同じ線路を使っているので、
    JRの新快速をホームで待っていると新幹線がやってくる感覚です。

    以上、今回は「鉄道」をテーマに、「日本での感覚と異なるシリーズ」で
    計4点紹介しました。
    ドイツの鉄道には、日本と違う面白い事がまだまだありそうですので、
    また皆様にお届けしたいと思います。お楽しみに ♫

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