スペルが似ているけど意味が異なる単語5組

    ドイツ語学習のヒント
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    みなさんこんにちは、おひさしぶりです!スタッフのShokiです。
    これから何回かに分けて、僕がドイツ滞在で気づいたドイツ語の魅力を発信していこうと思います。よろしくお願いします。^^

    さて、早速ですが、ドイツ語にふれていると、スペルはほとんど同じなのに、意味がぜんぜん異なる単語ってありますよね。日本語で言うところの「ひつまぶし」「ひまつぶし」のようなものです。ドイツ語にはどんなものがあるのでしょうか?5組調べたのでシェアしたいと思います。

    1. die Kohleとder Kohl

    die Kohleとder Kohl

    “die Kohle”「石炭」
    “der Kohl”「キャベツ」

    私自身「キャベツを食べた」を”Ich habe heute Kohle gegessen.”と「石炭を食べた」と言ってしまったことがありました。笑。ちなみにコールスローサラダの「コール」はドイツ語の”Kohl”だと思っていたのですが、調べてみるとオランダ語の”kool”だったようです。でも、コールスローサラダの「コール」だと覚えていれば「石炭」と言い間違えることはなさそうですね。

    2. sauberとsauer

    sauberとsauer
    こちらはよく使う形容詞ですね。

    sauber”「きれいな」
    “sauer”「酸っぱい」

    “sauer”は英語で「サワー」なので、”b”がないほうが「酸っぱい」と覚えておくといいかもしれません。キャベツの酢漬けの”Sauerkraut”にも”sauer”がありますね。ちなみに”sauer”は他にも「怒っている」という意味があり、こちらは口語でよく使われます。”Ich bin sauber.(私は清潔だ)”と”Ich bin sauer.(私は怒っている)”では全く意味が異なりますね。

    3. freundlichとfeindlich

    スペルが似ているけど意味が全く異なる単語5組
    こちらも形容詞です。名詞の場合は”Freund”と”Feind”ですね。”Freund”は「友達」ですが”Feind”は何という意味でしょうか?実は「敵」という意味なんです。全く反対の意味なんですね(゚д゚)!

    “freundlich”「フレンドリー」
    “feindlich”「敵意のある」

    手紙やメールの締めの言葉で”mit freundlichen Grüßen”(直訳「親しみのこもった挨拶とともに」)という敬具にあたる言い回しがありますが、決して”mit feindlichen Grüßen”「敵意のこもった挨拶とともに」と書き間違えないようにしましょう。笑

    4. rasierenとradieren

    rasierenとradieren
    続いて動詞も見てみましょう。”rasieren”は毎日する人もいるでしょう。「髭を剃る」という意味です。ただし使うときは”Ich rasiere mich jeden Morgen.(毎朝ひげを剃ります)”のように”sich rasieren”の形にしないといけないですね。”radieren”は何でしょうか?「(文字や絵などを)消す」という意味です。Radiergummi(消しゴム)のRadierのことですね。Gummiってドイツ語なんですね。

    “rasieren”「髭を剃る」
    “radieren”「(文字や絵などを)消す」

    5. ausdrückenとausdrucken

    ausdrückenとausdrucken
    最後の組み合わせです。ウムラウトの有無によって意味が変わります。”ausdrücken”をよく見ると、”aus”と”drücken”に分かれています(分離動詞ですね)。”drücken”は「押す、プレスする」という意味です。”aus”はというと”Ich komme aus Japan.(日本から来ました)”のように「~から、外へ」というイメージを持っていますね。つまり”ausdrücken”は「外へ押し出す」イメージから「表現する」という意味を持っているんです(ちなみに英語だと”express”のことで、こちらも外へ”ex”、押し出し”press”ていますよね)。続いて”ausdrucken”ですが”drucken”は「プリントする」という意味なんです。”aus”は「外へ」のイメージなので”ausdrucken”は「プリントアウトする」という意味になるんですね。

    “ausdrücken”「表現する」
    “ausdrucken”「プリントする」

    今回は「似た綴りなのに全く意味が異なる単語5組」を紹介しました。中には言い間違えると恥ずかしいものもありましたね。でも言い間違えることでむしろ記憶に残りそうです。みなさんもこのようなドイツ語を探してみてくださいね。

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