ごみ対策

    ドイツの季節・文化

    ごみ対策

    ドイツのゴミ排出量は日本の約4分の1。包装物の消費は日本の約10分の1とも言われています。法制度だけでなく、生活シーンにも数々の工夫が見られ、国民のごみ対策への意識は非常に高いです。

    Pfand (プファンド)

    ビンやペットボトルを回収機に通すと、購入時に本体料金に加えて支払った「Pfand (プファンド)」が返金される仕組みになっています。
    ドイツの環境対策

    ペール

    ドイツの環境対策

    一般家庭では120Lや240Lサイズのペール(タイヤ付のゴミ箱)があり、毎週または隔週で回収されます。色には規定がありミュンヘンでは茶色はオーガニック(有機)の生ごみ、水色(有料)は古紙やダンボール、灰色(有料)はその他です。※色の設定は州やエリアによって異なります。

    コンテナ

    約1km圏内毎に設置されているエリアが多く計5つのコンテナ(「プラスチック」「缶とアルミ」「緑の瓶」「透明の瓶」「茶色の瓶(料理油の瓶など)」)で構成されています。夜間等に捨てる時の音が迷惑にならないよう投入時間が設定され表示されています。瓶の蓋は外して別処分する必要があります。
    ドイツの環境対策

    服の回収コンテナ

    服や靴のリサイクル用コンテナです。汚れないように袋に入れてコンテナに入れます。ゴミを減らしモノを大切にする素敵なアイディアです。

    粗大ごみ回収場

    不要になったベッドや家具、コンピューター、テレビ、電気、掃除機、絨毯、自転車等などは「Wertstoffhof (粗大ごみ回収場、街によっては別の呼び名もあります)へ持って行きます。管理人が常駐、車で入るとナンバープレートでその町の住人かをチェック、居住登録証明の提示を求められることもあります。

    コンポスター

    庭の一角に1立方メートル程度のコンポスター(生ゴミ堆肥処理機)を置く家が多いです。ゴミ処理場での処理費節約につながると共に、栄養たっぷりの肥料土が出来るという利点もあります。野菜の残りや果物の皮、枯葉、刈った芝生などを入れ、一ヶ月に一度粒状の促進剤を入れます。とうもろこしの芯やメロン、カボチャ、パイナップルの皮など硬い物は処理に時間が掛かります。

    暖炉

    ガス、石油、電気の暖房費を抑えるという視点では、暖炉もあります。これもうちにもありますが、大きさもタイプも色々あります。暖炉のお陰で、庭で切った木も2年ほど乾燥させると良い燃料になります。これでゴミとエネルギーの両方が減少される訳です。

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