アスパラの季節 (春)

    食文化

    アスパラは春の風物詩

    ドイツで春の食べ物といえば「Spargel(シュパーゲル、白アスパラ)」。自然な甘みを感じるまろやかな味が人気で、春は食卓からレストランまでアスパラ一色になります。グリーンアスパラもありますが、もっぱらの人気は白。いずれも下処理として皮をむきますが、グリーンは根の硬い部分だけなのに対し、白は全部剥く必要があるため太くて剥き易いものが人気です。
    ドイツのアスパラ

    アスパラ料理

    バターソースやホランデーズをかけて、生ハムと茹でたジャガイモといただくのが一般的です。レストランでは5月から6月中旬頃、特別メニューとしてよく出されます
    ホランデーズは、バターと卵黄を混ぜ白ワイン・香辛料で味付けたこってりとしたソースです。

    収穫とシーズン

    アスパラの収穫は大変デリケート。日の出前、地面から頭がちょこっと顔を出したところを注意深く掘り出します。少しでも日に当たると変色して苦味が出るからです。温暖な気候のギリシャ・スペイン産が3月末ごろから、ドイツ国内産は4月中旬頃から出回ります。国産より輸入物の方が安価です。
    ドイツのアスパラ

    最終日は「聖ヨハネの日」

    ドイツには「Kirschen rot – Spargel tot(サクランボが赤くなったらアスパラは終わり)」と言う言葉があり、アスパラを楽しむ最終日は6月24日のJohannistag (ヨハネの日)と決まっていて、これ以降はピタリと誰も食べなくなります。


    [写真・取材協力] 木場 澄江 (Sumie Koba): 神奈川県鎌倉市出身、現在はミュンヘン在住。東京藝術大学音楽学部声楽科ソプラノ卒業、ウイーン国立音楽大学修了。現在、ソロコンサート、独日通訳・翻訳活動でも活躍中。

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