鉄道を利用する
鉄道はドイツ国内移動の主役、ほとんどの町へ通じていて便利です。特急や普通電車が1時間サイクルで運行される場合が多く、その乗り換えもスムーズです。
乗車券
駅に改札はありませんが、乗車時には「有効な」切符を所持しておく必要があります。自動車を運転するときに「運転免許証」を所持する感覚とほぼ同じです。車内では時折、抜き打ちの検札があります。
普通乗車券 | 駅の自動券売機(機械により英語や日本語対応)か有人窓口で購入します。支払いはクレジットカードが可能な場合が多いです。 |
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ユーレイルパス | 鉄道「乗り放題」のチケットです。定額なので長距離を移動する時に重宝します。特急も乗車可能(一部例外あり)、ライン下りの船やヨーロッパバスも割引料金で利用できます。 |
ウィークエンドチケット | 週末に列車(特急を除く)と市内交通が乗り放題のお得になるチケット。1枚で最大5人まで有効なのが魅力です。 |
自動券売機を活用しよう
自動券売機は切符購入だけでなく、旅程検索にも役立ちます。行き先を入力すれば発車時間、ホーム番号、何番ホームで乗り換えるか等も表示・印刷できます。
乗車する
駅の設備
コインロッカー
有料トイレ
軽食レストラン
分別ごみ箱
時刻表(白が到着 黄が出発)
乗車位置案内
列車の種類
ICE (Euro City/Inter City)ドイツ版の新幹線、「イーツェーエー」と発音します。地方都市へ乗り入れる場合も。車体は白いボディに赤ライン。レイルパスが利用できますが新路線は別途料金が必要です。EC/IC (Euro City / Inter City)
ドイツ版の新幹線、「イーツェーエー」と発音します。地方都市へ乗り入れる場合も。車体は白いボディに赤ライン。レイルパスが利用できますが新路線は別途料金が必要です。
都市間特急。ECは欧州各都市、ICは国内各都市を結びます。ECとICは基本的に停車駅が同じです。特急同士の乗り換えがスムーズになるようダイヤが設定されています。
RE (Regional Express) / RB (Regional Bahn)町の中心部は通過駅の設定が多く、郊外では逆にほぼ各駅に停車します。S-Bahn
町の中心部は通過駅の設定が多く、郊外では逆にほぼ各駅に停車します。
「エスバーン」と発音します。都市とその郊外を走り、基本的に各駅停車です。
U-Bahn
「ウーバーン」と発音します。地下を走る電車の総称です。ちなみにS-bahnや路面電車が地下に入る時もU-bahnと呼ぶ場合があります。
車内
ドアは手動
乗降時はドア横で点滅する緑の「TÜR AUF(ドアを開ける)」ボタンを押して手動でドアを開けます。古い車両ではドアの取っ手を横に引いて開けるタイプもあります。
車内検札
改札の無いドイツでは車内での抜き打ちの「検札」があります。検札員が2人1組で車両前後から挟み撃ち。適切な乗車券を所持していない場合は身分証明書(パスポート等)の提示と、罰金(約60€等)の支払いが必要。警察の公式違反者名簿に記録され、3回繰り返すと「軽度要注意人物」となり就職の妨げやビザ更新に支障が出る可能性があります。(詐欺に注意しましょう。罰金はその場で払わされることはありません。)