いちごの季節

    ドイツの季節

    いちごの種類と収穫時期

    収穫時期が5月中旬から6月末までのErdbeere(エアトベーレ、いちご)に始まり、Himbeere(ヒンベーレ、きいちご)、Stachelbeere(シュタッヘルベーレ、グーズベリー)、7月末頃のHeidelbeere(ハイデルベーレ、別名Blaubeere(ブラウベーレ、こけもも))へと続きます。

    個人宅ではBrombeere(ブロンベーレ、きいちご)や、赤・白・黒い実の3種類があるJohannisbeere(ヨハニスベーレ、すぐり)などがよく栽培されています。
    ドイツのイチゴ

    交配種も

    交配種も増えており、例えばJohannisbeereとStachelbeereを掛け合わせたJostabeere(ヨスタベーレ、”Jo”hannisbeere + “Sta”chelbeere)などがあります。これはStachelbeereの弱点である、葉に白い斑点が出来るうどん粉病を解消すべく開発されたもので、色はJohannisbeereに似ていて、両方を混ぜた味がします。

    Beere ベーレ
    Beereは粒状果物の総称で、英語ではラズベリー、ブルーベリー、ストロベリーなどのberryに相当します。どのBeereもビタミンCが豊富で冷凍保管でき、ケーキやジャムにしたり、そのままアイスクリームやヨーグルトと一緒に食べたりと、用途はバラエティーに富んでいます。

    いちごスタンド

    ドイツのイチゴ
    街中ではイチゴスタンドが開店し、多くの人が新鮮なイチゴを買い求めます。

    [写真・取材協力] 木場 澄江 (Sumie Koba): 神奈川県鎌倉市出身、現在はミュンヘン在住。東京藝術大学音楽学部声楽科ソプラノ卒業、ウイーン国立音楽大学修了。現在、ソロコンサート、独日通訳・翻訳活動でも活躍中。

    関連記事

    TOP